ちゃおチャオブログ

日々の連続

上海ー新加坡ー吉隆坡ー曼谷4都旅行記(72)国境の駅。マレーシア→タイ。

真夜中にイポーを出て、午前8時、列車は漸く国境の駅に到着した。
 
 
 
これから通関を済ませ、タイに入国する。
 
 
 
一旦ホームを通り、タイ側のカスタムに向かう。
 
 
 
タイの通関を済ませた先には、待合所兼食堂がある。
 
 
 
朝昼兼用の食事。タイフード!
 
 
 
現在隣に新しい駅舎を建設中のようだ。
 
 
 
 
 
もう随分以前の学生時代だから遥か昔のことになるが、当時のシベリア横断鉄道でモスクワからヘルシンキに抜けたことがあった。途中のレニングラード、今は名前が変わってサンクトペテルブルクになっているが、その町に1泊し、更に乗り続けて、当時のソ連邦フィンランドの国境を通過した。その時の記憶はもう殆どうろ覚えになっているが、確か列車はそのままで、荷物も車内に置いたまま一旦ホームに降り、駅舎内の事務所で通関手続きを済ませ、そのまま又元の列車に乗り込んで、ヘルシンキに向け出発した。

確かその様な記憶で、今回も又同じように、この列車が国境を越えてタイの最初の町、ハジャイまで行くのかと思っていたが、このマレーシアータイ間の国境通過はそうではなく、イポーから来たマレーシアの列車はここの国境線上にある駅が終点で、乗客は全員ここで下車しなければならない。それで、駅舎内にあるマレーシアの税関で出国手続きをし、その足でタイ側の税関を通り、タイへ入国となる。

ハジャイからやってくる列車の到着が遅れているのか、元々の時刻表通りなのか、タイ側の通関を済ませてから、駅舎内のレストランで大分待たされる。越境する乗客は十数人程度だが、皆それぞれ朝昼兼用の食事を取っているようなので、当方もタイ語のメニューを見ながら、食事をし、時間待ちをする。

数年前タイのハジャイからマレーシアのペナンまで往復した時はマイクロバスに乗って陸路を行ったので、タイからマレーシア、その帰りのマレーシアからタイへの出入国は簡単だった。マイクロバスから手荷物を持って通関を済ませ、又、そのマイクロに戻って、出発。色々な検査時間を含めても1時間程度で手続きは済んだ。

食堂兼待合室で大分待たされ、凡そ2時間も待った末に漸くタイ側から乗り換えの列車がやってきて、乗り込む。ハジャイまでの1時間暁、普通列車だから、座席指定も何もない。列車内はガラガラだから、指定する必要もないだろう。漸く出発となり、タイの最初の町、ハジャイを目指した。
 
 
 
 
この国境駅前にも奇妙な形の山が見える。
 
 
 
架線橋から下のホームを見る。
 
 
 
国境の駅だけあって、すごい量のコンテナーだ。
 
 
 
貨車も見える。
 
 
 
さてそろそろ出発時間だ。
 
 
 
2時間以上待たされ、漸く出発!