ちゃおチャオブログ

日々の連続

トルコ史跡巡りの旅(26)カッパドキアの絨毯工房。

キャラバンサライから更に100キロ、アナトリアの荒野をバスは走行する。
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カッパドキアの街に入り、最初に訪問したのは、絨毯工房。
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ああ、トルコ絨毯、珍しい・・。糸も色鮮やかだ。
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係りの人がトルコ絨毯の特徴、「ダブルノッチ」の説明をする。
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確かに素晴らしい織物だ。
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添乗員も営業に一役買っている。
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ああ、こうした一品、出来たら買いたいなあ・・
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先ず、湯通しして、繭を柔らかくする。
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工房では、繭の糸出しから見せてくれる。
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キャラバンサライ」=「隊商宿」は、コンヤからカッパドキアまでのほぼ中間点位の場所にあり、本当に砂漠の中のオアシスになっている。この王城か砦を思わせるような「サラエ」の前には何軒かの土産ショップがあるが、それらと共にレストランなどもあって、休憩できるようにもなっている。ここは休憩と観光、買い物を兼ねた丁度良い中間点になっている。

サライでの観光を終えてから、カッパドキアまでの残り100キロのバスの旅。砂漠とまでは言わないが、緑少ない荒涼とした土地。ただそんな中でも何かを耕しているようだ。水利を必要としないジャガイモとか芋類とか。山は大体がなだらかな起伏を持って、日本の様な急峻な山も無ければ、深い谷などもない。雨が少ないから、地形の変化に乏しいのだろう。ずっと窓の外を眺めていると、単調な光景に眠くなってしまう。乗客の大半は転寝をしているし、ガイドも添乗員も同様だ。一人まんじりともせず、真正面を向いた姿勢で身体も崩さず、同じスピードで走り続けているのは運転手だけだ。昼寝から時々目を覚ましたガイドの話し掛けに、少し横を向いてトルコ語で答えたりしている。・・何の話をしているのだろう・・。他愛無い話に違いない。

殆ど平坦に近い高原状の道路を1時間半程走ると、大きな町に入って来た。目的地のカッパドキアだ。カッパドキアは迫害を逃れたキリスト教徒達が、地下の洞窟に身を潜めていた、山間の中の人も住んでいないような辺鄙な場所かと思っていたが、それは全くの大違いで、町自体はかなり大きく、人口も多いようだ。バスはその郊外のかなり大きな駐車場に駐車した。これからトルコ絨毯の工房の見学だ。

絨毯と言うと、ペルシャ、今のイランが有名だが、トルコも高品質の絨毯を製造しているという。特にその織り方が「ダブル・ノッチ」(Double Knotch)という二重織の織り方に特徴があって、ペルシャ絨毯よちは、相当に長持ちするとのことである。これはこの工房に入って最初に説明を受けた係りの人の話である。

工房では繭玉を湯通しする処から始まって、糸の取り出し、染色、平織、綾織、等の実演を見せてくれる。見事なものだ。その色合いと言い、風合いと言い。係りの説明を受けるまでも無く、1枚2枚欲しくもなるが、何分絨毯は重く、荷物になる。諦めるしかない。今回は、ほれぼれするようなダブルノッチのトルコ絨毯を眺めるだけにしておこう。目の鑑賞にはなった。
 
 
 
 
それを糸巻に巻き取り、絹糸巻を造る。後ろの男性は福島から参加した家族連れ。
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これから織物が始まる。後ろで熱心に見ているツアー客。
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ダブルノッチは二重に手間のかかる織り方だ。
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こうしてできました、トルコタペストリー!
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うーん、素晴らしい作品だ。
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うーん・・、欲しくても手が出ない・・
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トルコ絨毯の品質保証、Guarantee.
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実際、美しさの上に、実に質実剛健だ。
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