ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.24.(日・曇)若年死亡。立花さんの憲法観。

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午前中小雨模様の曇り空で、午後から薄日が差してきたが、昨日高尾へ行っていて正解だった。今日だったらちょっと山歩きは無理だったろう。
相変わらず若い芸能人の急死が続く。米国ではプリンスというグラミー賞を7回も取ったロックミュージシャンが自宅エレベーター内で死んでいるのが発見された。57歳。数日前、腰の痛みを和らげる鎮痛剤を過剰摂取したようだが、前日までは元気で振る舞っていたという。死因は不明だ。歌謡界のヒーローに対し、オバマ大統領も哀悼のコメントを出していた。

日本では元巨人軍で、ロッテ監督もやった山本功児さんが肝臓がんで死亡。64歳。巨人時代、ピンチヒッターで出た時など、応援席から「コージ、コージ」の声援が飛んでいたが、漢字で功児と書くのは、今日の新聞記事で知った。巨人を辞めた後、ロッテの監督までやっていたというから、それだけの指導力があったのだろう。

今日は又江戸や猫八さんの墓碑銘も出ていた。66歳、進行性胃ガン。東北被災地には慰問団を結成して、百数十回も行っていたという。もしも亡くなっていなければ、今回も同様に熊本地方へ慰問に訪れていたに違いない。裏の無い、明るい笑いはもうテレビの生放送では見られなくなった。

立花隆の私の半生、15回シリーズが昨日で終わる。最後に彼の憲法観をインタビューに答えている。「憲法9条による戦後レジームは日本を歴史上、最も繁栄させた基盤。戦前日本の失敗は大日本帝国憲法ジームが作った。戦前は経済や物質的資源が軍事関係に回ることを優先した。戦後はそれを民政に投入し、経済の復興と成長につながった。」
「20世紀の超大国の一つソ連では憲法が生まれ、連邦が解体するまでが約70年。20世紀最大の失敗国家だ。
一方、繁栄を築いた日本は成功国家。自由主義と民主主義と平和主義が三位一体の現行憲法を改変していいのか、そのことが問われている。」
含蓄のある言葉だ。

又、つい最近読み終えた「名将と参謀」の中で、中村彰彦は明治33年の義和団事件の芝五郎の見事な働きに触れ、その2年後の日英同盟、更に満州の権益問題が昭和20年の敗戦に至る道程だったのではないか、と指摘している。
そうかも知れない。自分が去年徳島へ行ったのも、この中村氏の出した「眉山」を読んだのも一つの契機となっている。良い作家だ。

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