サスペンス流に言えば「豊洲スキャンダル」だ。いろいろ明らかになってくるにつれ、実際にサスペンスの様相を強くする。都庁という巨大な組織の中の暗部。光が当てられるに連れ、様々な醜悪、醜態、悪事が明るみに出て来る。一大スキャンダルに発展する様相を見せている。世界に冠たる日本の首都東京がこんな様では、世界の笑いものになる。
今日のBSフジ、プライムニュース、石原慎太郎と石井一が、田中角栄再評価の論議をしていたが、話が終わって最後に反町からこの豊洲問題についてコメントを求められた慎太郎、「自分も全く知らなかった。報告はなかった。寝耳に水だ。役人が勝手にやったことで怪しからん!小池さんには徹底的に膿を出してもらいたい!」などと、ぬけぬけと話していたが、国民はいつも彼のこの言葉の上手さ、その場を糊塗するレトリックに騙されてきた。選挙中は小池氏のことを「あの大年増! 厚化粧を塗りたくったお化けのような婆さん、」などと言っていたのは誰だったか?今は又手のひらを返したように小池氏を持ち上げる。
君子豹変とは言うが、彼ほど節操のない男はいない。現役時代、田中をこき下ろし、青嵐会の中心メンバーになって、田中下ろしを図っていた男が今になったら、田中礼賛の本を書き、しかもそれがベストセラーになっている。読者も国民も彼の口の上手さ、変わり身の早さに騙されている。
斯くいう自分も都知事選には、彼に1票を入れたが、4選目、半年も経たない内に都知事の椅子を放り投げ、国政に打って出て、太陽の党などの政党を立ち上げた。この嘘つき野郎!都民を騙して何が国政か! 当選して間も無くの、病気でもなんでもない男が、自身の欲得の為に、都民を裏切る途中放棄などは許せられるものではない!
大相撲秋場所3日目。初日あっけなく土俵を割った稀勢の里。今場所の優勝、横綱昇進に暗雲が垂れ込めたが、昨日は快勝。本来の強さを見せ、再びの期待を持たせてくれたが、今日の一番。再びがっかりの腰砕け! 相撲が頭でっかち。相撲にオーラがない。優勝し、昇進する力士にはオーラがあり、場所中は光り輝いている。そのオーラでもって、試合前から相手を圧倒するが、今場所の彼にはそれが見えない。3日目にして、もう今場所はダメだ。彼には綱は無理だろう。資格がない。