あれはホームズの最初の頃のシリーズだったか・・、バスカヴィル家の犬だったかと思うが、その時初めて助手のワトソン君が登場した。インド駐在の軍医で、憔悴仕切った姿でホームズの前に現れた。それを見たホームズは一目で彼がアフガン帰りの軍人だと見抜いた。アフガンは当時のイギリス軍に取っても酷い戦いだった。インド、パキスタン、アフガンと植民地にしたとは言え、アフガンは紛争の絶えない地獄の地だった。歴史家はこの地を「帝国の墓場」と名付けている。それは紀元前、世界制覇を目指したアレクサンダー大王が、この地の攻略に失敗し、自ら落命して以来、この地を支配下に収めようとしたペルシャ、ロシア、それに今回の米国、いずれも敗退し、退却せざるを得なかった。複雑な山岳地帯と交通網の遮断。米軍は２０年間この地にいたが、後半の１０年は殆どドローンによる攻撃で、それはカリフォルニアのシリコンバレーから行われたものだった。もう既に１０年前からサジを投げた感じだが、漸く正式に撤退することにした。処が米軍や関係者が撤退する前から、ガリ大統領はありったけの現金をヘリに積んで隣のタジキスタンに逃亡した。国民の命や安全など知らんぷり、自己中心のガリガリ亡者で、米国はこんな男を助ける為に、過去１０００億ドル、１０兆円もの巨費を投じたが、烏有に帰した。この地に手を出した方が悪かったのだ。さて隣国の中国。一帯一路の重要な土地ではあるが、米国去った後、どんな対応を取って行くのか・・。墓場に足を突っ込むようなバカな真似はしないとは思うのだが・・・
東証、底割れの感あり。相場を支え切れない。NY高に従って、今朝も順調に上げて、一時は２００円を越える上げまであったが、午後から失速。終了３０分にかけて、釣瓶落としの下げで、今日も又９８円、１００円近くの下げで終わる。コロナと菅の不人気。市場関係者に取っては救いようのない毎日が続く。五輪に３兆円も使って、それに見合う経済効果はゼロ。８０００億円でやる筈の五輪が嘘も方便、その４倍もの巨大費用。五輪後遺症でギリシャのような大不況が襲ってこないことを願うだけだ。
