ちゃおチャオブログ

日々の連続

3.18(土・雨)新聞連載が面白い。

 

 

朝から終日雨。気温も少し下がっている。貴景勝、今日から休場。半月板を痛めたとのこと。これで横綱挑戦は仕切り直しになった。2回挑戦して、2回破れた。又チャンスは来るかも知れないが、彼の実力では横綱は無理だろう。横綱大関不在の場所は昭和になってから初めて。関脇の若隆景が結びを務める。誰が優勝するか分からない、いよいよ戦国場所になった。

 

毎日新聞の連載小説が面白い。昨日の夕刊に津村紀久子の「水車小屋のネネ」の新刊案内が出ていたが、これは一昨年の7月から1年間連載されたものだ。8歳と18歳の姉妹、律と理沙の40年間の成長の記録だ。ヨウムというオウムに似た言葉を話す鳥が出てきて、周囲の人々との愛情溢れる小説だ。本屋大賞に選ばれる可能性は高いだろう。

今年になってから、朝夕刊共に面白い連載が始まって、新聞配達を待ち遠しく思うようになった。夕刊の貴志祐介「兎は薄氷に駆ける」。無実の人間の冤罪がテーマで、裁判上の争いも面白い。現実の冤罪裁判を扱っているような面白さだ。もう202回だから、半年以上は連載している。

朝刊はまだ55回目だから、今年の2月スタートだ。天童荒太「青嵐の旅人」。幕末の松山藩、道後のお遍路宿の少女、ヒスイを中心に、幕末の志士、坂本龍馬が出てきたり、かなり史実に近い話もあって、面白い。作者天童は松山出身だけあって、その辺の事情は詳しく、勉強にもなる。

今現在、この二つが連載中だが、この先の展開に目が離せない。いずれにしてもこの3作共に、勧善懲悪が底流にあり、読んでいても気持ちの良いものだ。