ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(135)最後のお寺廻り。上海「静安寺」。

地下鉄「静安寺」の駅を出て、地表に出ると、周りは高層ビルが林立していた。
 
 
 
ああ、この寺は都心のど真ん中にある!
 
 
 
静安寺、白壁も贅沢だ。
 
 
 
ああ、都心だけあって、外人の観光客も来ている。
 
 
 
ああ、竜宮城に入るような山門をくぐって寺内に入る。
 
 
 
コンクリで出来ている本殿だが、見た目は立派だ。
 
 
 
 
 
上海「静安寺」は上海市内のど真ん中、人民広場からも地下鉄で2駅程の至近の場所にある。龍華古寺とは同じ地下鉄沿線上にあるので、人民広場へ戻る途中の二駅前で下車する。地下鉄駅を出て地上に出ると、周りは高層ビルの林立。通りも華やかで人通りも多い。銀座の裏通りを歩いている感じだ。

目的の静安寺は駅から直ぐの場所にあり、町中にあるせいか、先刻の龍華古寺よりも更に大勢の参詣客が来ている。ここも又上海市内では有名寺院の一つだ。龍華古寺では入寺料を取られたが、この寺は無料だ。これだけ多くの人が集まっていれば、賽銭だけでも莫大な金額になるだろう。財政豊かな点は、お寺に入る前からその門構え、外壁等で窺えた。

お寺は全体が新しく凝った造りになっている。入った正面にある総2階建ての本堂は建物自体は鉄筋コンクリート造りだが、その表面を覆う木目の装飾板は高級な木材を使用していて、木目も美しい。こうした建築材を集めるだけでも相当な費用がかかったものと思われる。街の真ん中にあるお寺と言うのはこういうものか・・。

日本でも寺社は檀家、氏子の奉科や寄進で成り立っているが、過疎地域の寺社よりは、都会地の方が余程か財政豊かなのは、ここ中国でも同様で、中国に果たして日本のような檀家制度があるのかどうかは知らないが、ここにも又先の龍華古寺同様の位牌堂(中国では日本とは逆に牌位堂と呼んでいる)がある所をみるにに、日本同様にお寺と庶民の強い結びつきが見られ、中国の中でも上海はとりわけ経済隆盛であり、してみると檀家衆はお金持ちが多く、従って、この寺の豪華さも納得できるものであった。
 
 
 
 
これは客殿か・・
 
 
 
こちらは参集殿か・・
 
 
 
本殿入口の大理石の彫り物は、紫禁城、大和殿の彫り物とそっくりだ。尤も、大和殿は龍の彫り物だったが・・
 
 
 
ああ、客殿の向こうに超高層ビルが見える。
 
 
 
お寺と近代的なビル。見事なマッチングだ。
 
 
 
こんな光景は東京でも、ニューヨークでも、世界のどこでも見れないだろう・・。
 
 
 
過去と現代のマッチ。上海でしか見られない・・。