ちゃおチャオブログ

日々の連続

「ニュージーランド『感動』の1週間」(28)Milford Sound Cruising.

このクルーズ船はモーター駆動で、各種スイッチがあるが、操舵管は昔のままだ。
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これから湾の出口付近で、船を反転させ、元の船着き場に引き返す。
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ここから先は外洋だ。
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湾の出口付近は、両方の山が迫って、湾を閉じ込めている。
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湾内を遊覧する他のクルーズ船も見える。
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湾内にボートを浮かべ、遊んでいる人もいる。
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海岸線の直ぐ近くまで行くが、何か希少動物がいるらしい。
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朝7時過ぎにクイーンズタウンのホテルを出たツアーバスは、途中アルパカの飼育されている、或は幻の鳥タカへが生息するテアナウで小休止し、更に鏡池熱帯雨林の森林浴などのスポットレジャーを楽しみ、昼前にミルフォード・サウンドの船着き場に到着した。霧雨が流れたり、又、晴れ間が出たりと、パッとしない天候の中船出し、程なく、こんな場所で!と、思えるほどの珍しいお結びの弁当が出され、我々ツアー客の乗ったクルーズ船は、波静かなミルフォード湾(サウンド)を、ゆっくりと遊覧する。

生憎の霧雨で、デッキに居続けると寒くなり、暫らくしてはキャビンに引き返すのだが、キャビンの上の2階部分にはオープンエアーの青空甲板もあって、ここからの見晴らしは360度、全方向見ることが出来、抜群なのだが、この小ぬか雨の中、屋上甲板に出ている客も、一部の若い人だけだ。200人以上は乗船できるクルーズ船には世界各国からやってきた旅行者で、かなり混んでいるが、肌寒い霧雨の中では、屋上まで出て行く人は希だ。

ミルフォード湾、典型的なフィヨルドの湾で、横幅は7-8キロか。最大見ても10キロは無いだろう。両側から切り立った山が迫っているが、氷河の浸食により、ストンと落ちている。その断崖絶壁を滴り落ちる幾条もの滝は野趣に富み、自然の景観を際立たせている。湾の奥行きが如何程あるか分からないが、駿河湾の比較からしても、30-40キロの奥行きがあるに違いない。クルーズ船は、その湾内を左側面に沿って進行し、或は右側に寄ったりして、様々な景観を楽しませてくれる。

色黒のアシカが岩の上に寝そべっているが、艦内のアナウンスが無ければ気が付かなかったところだ。船が岩に近づき、回遊しても、どこ吹く風、知らんぷりして昼寝をしている。写真を撮って見るが、背景の岩に沈殿し、上手く撮れただろうか・・。人々もアナウンスを聞き、デッキに出てきては、デジカメを向けている。日本でもアシカがどこそこの海岸にやって来たりすると、ビッグニュースになり、連日テレビ放映されるが、ここでも自然愛護の精神は人類共通だ。

クルーズ船は湾の出口付近まで進み、外洋には出ないで大きくUターンし、元の波止場に向かって戻る。駿河湾は幅広の湾で、ここのように両側の山が海に迫ってはいないが、この湾の出口付近など、丁度、両側から石廊崎御前崎の二つの岬が湾を守っているように、この出口と言うか入口というか、湾を守っているようだった。

帰りには、船は先刻見た大滝の直ぐ近くまで進む。滝の轟音と降り注ぐ飛沫。ナイアガラ程ではないが迫力満点だ。少なくとも、ガラス張りになっている日光華厳の裏見の滝よりも迫力はある。先年行ったフィリピン、ラグーナにあるバクサンハンの滝を思い出した。・・そうか、Milford Sound,Soundの意味とすれば、確かに「湾とか瀬」の意味もあるが、元々の意味「音響、音量、音」も意味していたのか・・。この大滝の岩と海面にぶつかる爆音のような轟きを聞いて、はたとそう気が付いた。



どんな海洋生物がいるのか、良くは分からないが・・
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ああ、アシカが岩の上で寝そべっている。
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山の上の方はかなりの雨だろう。断崖を滝が迸り落ちている。
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ああ、水量豊富な滝だ。見栄えの良い一条の滝!
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ああ、これは見事な滝だ。
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轟音と飛沫が凄い!
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飛沫に当てられ、この滝も又、記憶に残るだろう・・。
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