ちゃおチャオブログ

日々の連続

イベリア周遊の旅(21)サンチャゴ旧市街地を歩く。

サンチャゴ旧市街の中心エリアを通り抜けて、大聖堂に向かう。
イメージ 1



西洋的な石造の建物に取り囲まれた石の道路だ。
イメージ 2



大きな教会などもある。幾つもの教会は、カトリックの信心深い国民性を表している。
イメージ 3



街の中の小さなスクエアに出る。この町の歴史は殆ど知らないが、この石像などもこの町の有名な歴史人物に違いない。
イメージ 4



街の中の小さなスクエアに出る。この町の歴史は殆ど知らないが、この石像などもこの町の有名な歴史人物に違いない。
イメージ 5



狭い通りには土産物店が立ち並んでいた。
イメージ 6



サンチャゴの旧市街地は道路も狭く、曲がっていて、大教会の尖塔を見失ってしまうが、巡礼者が向かって行く方向が大聖堂の筈だから、道に迷うことはない。仮に迷っても、中心部は狭いエリアだから、元に戻るか、真っ直ぐ進むかすれば、どこかには出てくる。

石畳の道を歩き、古い石造の建物を眺め、時々はベランダの花飾りを見たりして進んでいくと、大きな建物の前に出る。ここが何かは分からないが、何か行政府の建物のようだ。が、地図を見ると大学と書いてある。日本の大学とは雰囲気は大分違うが、これがスペイン風、欧州風のキャンバスかも知れない。そう言えば、ジュリアード音学院など、NYの大通りに面して、建物がツンと建っていて、校庭とか運動場などはなかったが・・。学校ではないが、英国首相官邸なども似たようなものだ。

この建物を挟んで、左手に再び教会の尖塔が見えてきた。漸く大聖堂の裏側に出て来たようだ。ここから入れないことはないが、正面玄関は、建物をぐるっと回った反対側になる。建物と建物を結ぶトンネル通路のような所を潜り抜けると、その先には、又更に広場と大きな建物がある。

その途中のトンネル通路の薄暗い場所に一人の中年の小母さんが座り込み、通り過ぎる通行人一人一人に頭を下げて、恵みを求めている。スペイン人の乞食だ。いや、顔つきは欧州系だが、スペイン人ではなくジプシーかも知れない。スペインへ来て乞食を見たのは初めてだが、通行人は一瞥もしないで、無視して通り過ぎていく。

人々は彼女が職業としての乞食業をやっていると分かっているのだろうか。だが、ここには多くの巡礼者が世界中からやってくる。或いは中には慈悲深い巡礼者もいて、案外実入りの多い職業かも知れない。小さな子供など脇に座らせておけば、日銭もバカにならないだろう。聖書によれば、キリストの時代、人々の最初の職業が売春婦と税金取立人と言われているが、この乞食業も当時からあった生業の一つだ。そんな風に少しばかり品の良さそうな中年小母さんの乞食を見るともなく観察し、トンネルを抜けると、その先の広場ではFiesta!スペインの祭りだ!




その狭い通りを抜けた先はちょっとした広場になっていて、右手には立派な建物が見えた。
イメージ 12



何かの行政府の建物のようにも見えたが、地図を見るとこれは大学だった。
イメージ 7



広場を挟んで左側には大聖堂が見える。
イメージ 8



ここは大聖堂の裏側で、ここの裏口から入れないことはないが、正面玄関に回ることにする。
イメージ 9




このトンネル通路を抜けた先が正面玄関の方向だ。あれ、トンネルの中に乞食がいる!
イメージ 10




スペインで初めてお目にかかった乞食。だが、人々は知らん顔で通り過ぎていく。
イメージ 11