ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(53)公園での朝食。

竹州キャンパスから遠方に月の像、ミューズ像が見えている。
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湖の反対側は霞んで見える。
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墨絵のような世界が広がっている。
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「竹州」の道路を隔てた側には、第二中学校の本校舎がある。まるで大学のような規模だ。
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キャンパス入口付近には外国留学斡旋の看板などもある。
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近付いてみると、「移民留学」、皆英語圏だけで、残念ながら日本の名前はなかった・・。
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月湖は井の頭公園の数倍もあるような大きな公園であり、その中に学校まであるのは驚きだったが、その「竹州」分校の前の道路を挟んだ先には、この中学校の本校もある。大きなキャンパスで、中学と言っても大学のような感じだ。日本とは学校制度が違っていて、ここは「寧波市第二中学校」とあるが、日本で言えば実際は高校か、戦前の日本にもあった「大学予科」位の位置づけになっているのだろう。

教師なのか生徒なのか良くは分からないが、車で通学してくる生徒もいて、学校正門前には駐車場も作られていて、出入りしている。リッチな生徒たちだ。留学の看板なども出ていて、留学先を見ると、アメリカ(美国)、イギリス(英国)、カナダ(加拿大)、豪州(澳新)、と4か国の名前が出ているが、これ等は全て英語圏。中国語と英語は文法構造上似た所があり、今の中国人の方が日本人よりも遥かに上手に英語を話している。香港人とかシンガポーリアンを見ていれば、それも頷ける。

大きな正門の入口付近には幾つかの屋台が出ていて、学生の何人かがえり好みをしている。日本では余り見られない光景だが、タイではこうした屋台の光景は良く見られる。人の集まるところには、屋台の食い物屋がやってきて、商売を始める。中国も東南アジアも屋台文化に関しては共通のようだ。

見るといなり寿司を売っている屋台もある。そう言えば、早朝からホテルを出て散歩しているが、朝メシを食べていなかった。別にお腹が空いている訳ではなかったので、食事を忘れていたが、日本のお寿司を見て、急に食欲が出てきた。売り子はちゃんとビニール手袋をはめて、衛生的でもある。こうした仕草もタイとそっくりだ。タイの日本風お寿司は、酢が少なく、名前だけのものだったが、中国のお寿司はどうだろう・・。買って食べてみることにした。

ワンパック10元、150円で稲荷寿司を買い、公園まで戻り、緑陰で食べる。まあまあ、日本の稲荷とそれ程変わらない。いや、日本のスーパーなどで売っているいなり寿司など、案外中国から冷凍空輸されているものを売っているのか知れない。だとすれば、同じような味覚になるのは当然だ。遠くの池の端で釣り糸を垂れる釣り人を見ながら稲荷をほうばる。ゆっくりした時間、長閑な光景だ。
 
 
 
 
近くには屋台が幾つか並んでいて、学生たちも立ち食いをしている。
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何を売っているのか近くへ行って見る。
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ああ、日本の巻き寿司まで売っているではないか!
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珍しい。日本の食文化が中国のこんな地方にまで広まっているのか!
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「寿司頬ばる 朝の月湖の 霞かな」
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前方にさっき見てきた竹州キャンパスの正面が見える。
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