ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(55)公園で余暇を娯しむ人々。

月園の優れた庭園が続く。
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こうした庭園が無料で供されるとは中国も良い国だ。
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これなども由緒あり気な四阿だ。
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ああ、凝った入口もある。
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同じ公園でも日本と違って、遊び、ゆとりが感じられる。
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ああ、公園の中にこんなお洒落な喫茶室もある。
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あれ、こんな所に人々が集まり、朝の体操をしている。
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「月園」を歩いていると面白いことに気付いた。元々ここは名園で、何十鉢とある松柏の古木を見るだけでも価値あるが、庭園を散策しているとあちこちに人々の集まりを見かけた。2-3人であったり、20-30人であったりとその規模はまちまちだが、皆、何かの踊りとか気功を楽しむ集まりのようだ。

好き者同士の人々が、毎朝か毎週か誘い合ってこの公園に集まり、朝の時間を楽しむ。中国人は本当の意味の「娯楽」を楽しんでいる。先にも感じたが、日本ではこうした光景はどこを探してもお目にかかることはないだろう。似たようなもので夏休み期間中の限定で、朝のラジオ体操がある位だ。しかしここでは日本のラジオ体操とは違って、庶民の自発的な集まりで、健康増進を兼ねた会話、時間の過ごし方、余暇の使い方、と言った、日本人がもっと見習うべき、人生の生き方があるように思えた。

老後を楽しむ。ここに集まっている何十グループかの人々は皆高齢者だ。若い、働き盛りの人はいない。中国の年金制度が日本よりも優れているとは思えないが、そうした社会の一線を退いた人々の老後の生き方は、日本人と比べ、中国人の方が遥かに勝っている。彼等は皆、人生の達人だ。何故か豊国神社の「君臣豊楽」を思い出した。
 
 
 
 
あちらでは更に大勢の人が。
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綺麗な衣装を着て、皆熱心に演武に励んでいる。
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刀など持っているから何かの剣劇の練習かも知れない。
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まあ見事なものだ。
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ここでは練習を終え、一休みしている人々もいる。
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先刻の広場では、今度は人々は華やかな衣装に着替え、演武の練習をしている。
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ああ、日本人の見習うべき、羨ましい老後の娯楽だ。
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