ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(136)地下鉄に乗って明孝陵へ。

玄武湖は南京市の中心部にあり、城門を出た先は賑やかな繁華街になっている。
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近くに展覧館もあり、入ってみる。
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商売の国だけあって、建物内部は展覧会ではなく、販売会だった。
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建物を出ると、目の前に地下鉄マークが立っている。
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ああ、近代的な駅舎だ。出来てまだ間もないようだ。
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2500年前の三国志にも出てくる玄武湖を出て、今度は650年前の歴史に若返って、明の太祖、朱元璋洪武帝)を祀る明孝陵へ向かうことにする。そこは昨日ツアーで回った中山陵の直ぐ近くにあり、タクシーで行ってもそれ程遠い距離ではないが、まだ時間があるので、地下鉄で行って見ることにした。

中国は街自体は各地方で高層化の凄まじいブームになっているが、地下鉄に関してはまだ日本程は進んでいない。20年程前、最初に上海に来た時、出来て間もない地下鉄に乗ったが、ガラガラ車輪の騒音の激しい地下鉄で、当時の日本の技術とは比べ物にならない程のお粗末なものだった。まだ浦東地区は開発に着手する以前の段階の草茫々の空き地になっていたが、勿論地下鉄もまだそこまでは伸びていなかった。

当方の知る限り、中国で地下鉄のあるのは上海、北京、大連位で、まだ青島にはなく、重慶は既に上海を越える人口を擁する大都市だから、地下鉄も開通していると思うが、この南京に地下鉄があるのを知って、乗車してみることにした。大連でも乗ったし、北京でも乗った。そして今日南京で乗車すれば、自分の知る限りの地下鉄に乗ったことになる。

南京の地下鉄がいつ開通したのかは知らないが、いずれにしても最近のことだろう。駅ビルも電車もホームもピカピカ新品で、まだそれほど年季は入っていない。電車もモダンで機能的だ。日本の古い地下鉄よりは進んでいる。中国は月にまで人工衛星を打ち上げる技術を持っているのだから、こうした地下鉄を作るのは訳のないことかも知れない。が、然し、和諧号のように日本の新幹線技術を丸のみして作られたように、この地下鉄も案外、日本の技術援助を受けているかも知れない。そんな風にいろいろ想像したり、頭を巡らせている内に、20分もしない内に、明孝陵の駅に到着した。
 
 
 
 
日本と変わらない光景、というか、日本以上かも知れない。
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電車も新しくてモダンだ。
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到着駅の表示も日本と変わらない。
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ホームドアの前で電車の到着を待つ人々。
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電車の運行状況も一目で分かる。
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現在1本しか開通していないが、直ぐにも上海のように瞬く間に増えて行くだろう。
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