ちゃおチャオブログ

日々の連続

御巣鷹慰霊登山

御巣鷹慰霊登山の旅(12)御巣鷹を下山し、帰京の途へ。

斜面を平にされた広場では、同行の二人が物思いに話し込んでいる。 二人にとっても、語り尽せぬ出来事。 コーヒーの献杯で気持ちを鎮め、下山する。 下山時のカウンターは1547を表示している。入山時が1533だったから、我々3人を含め、この僅かな時…

御巣鷹慰霊登山の旅(11)御巣鷹の峯「昇魂之碑」・「慰霊碑」。

御巣鷹登山口から約45分、雑木林が開けて、200坪ほどの急に明るい陽平地に出た。その正面の一団高くなった場所に「昇魂之碑」があった。揮毫は当時の上野村長、黒沢丈夫氏。彼は名前の通り、97歳まで生きた。 この碑を50m程登った先に、山小屋風の…

御巣鷹慰霊登山の旅(10)御巣鷹の峯。

入山のカウンターを押して林道に入ると、直ぐにも綺麗な山草が飛び込んで来る。 ここにも同じような花が咲いている。 これは又色違いの紫の花弁だ。・・ああ、そうか蓮華升麻か・・。 10分程登ると、立札があり、遺族の短歌が掲げられていた。「さよならも…

御巣鷹慰霊登山の旅(9)群馬県上野村。川の駅~慰霊の園~御巣鷹の峯へ。

上野村に入る手前、沢の反対側の斜面には、現代風な住宅が見えて来た。この場所に代々、何百年と住み続けて来た家族に違いない。 上野村にある道の駅ならぬ「川の駅」。 上野村集落の中程、切り開いた台地上に慰霊塔があった。 各地から車でやってきているが…

御巣鷹慰霊登山の旅(8)群馬県多野郡上野村武道峠。

ここは、長野・群馬の県境「ぶどう峠」だ。 「ぶどう峠」には峠の地蔵さんが祀られていて、「祈道中安全」の額が掲げられている。その右手には、時の大臣、福田赳夫揮毫の石碑が建っている。 裏に回ると、この県道は昭和44年(1969年)開通したとある…

御巣鷹慰霊登山の旅(7)群馬県境・ぶどう峠まで。

夕食までにはまだ1時間以上もあるが、他に見るところもない。機関車を見て、ホテルに戻り、ゆっくり温泉に入ることにする。 お城の近くには鹿嶋神社もあるが、これから行くのも面倒だ。 お城近くの民家も奥床しい。今、宮城野萩が満開だ。 さて風呂上り、1…

御巣鷹慰霊登山の旅(6)小山敬三美術館。

フランスから帰国した小山敬三は居を茅ケ崎に構えたが、一方でこの地、小諸城址懐古園の傍らにアトリエを作り、今そこは敬三美術館になっている。 美術館の庭先には種々雑多な庭石、火山石が展示されている。 館内の撮影が一切禁止で、10分程で館内を回り…

御巣鷹慰霊登山の旅(5)島崎藤村「千曲川旅情」。

水の手展望台の前には藤村の「千曲川旅情」の碑が立っている。もう既に100年近くの歳月を経て、文字も薄く消えかかっている。 藤村碑の石柱も既に古色蒼然としている。 薄れかかった、しかも難しいかな文字を懸命に読み進む同行の吉崎氏。 千曲の水面は秋…

御巣鷹慰霊登山の旅(4)小諸城址「懐古園」。

小諸城本丸の裏に回ると、そこは樹木が植えられた広い公園となっていた。 ああ、ここは旧一の丸跡か・・ この石垣。千曲川の川石を運んだ野面積みだ。 小諸城址懐古園の築城の経緯が解説されている。「風林火山」、山本勘助だったのか・・。以前、NHK大河…

御巣鷹慰霊登山の旅(3)「懐古園」(小諸城)散策

小諸城は周囲に石垣と深堀が配され、古色蒼然とした歴史を感じさせるお城である。 城内には弓道練習場なども残されている。 黒門前の空堀。以前は千曲川からの水を引いていたようだ。 今は水は抜き取られ、深い林となっている。ここは紅葉谷とも呼ばれ、紅葉…

御巣鷹慰霊登山の旅(2)ホテルにチェックイン後、小諸城「懐古園」へ。

3時、小諸城傍にあるグランドキャッスルに到着した。グランドキャッスルと言えば、熊本城近くにもあったが、そちらはお城からは大分離れていた。 この土産コーナーの奥にソバ店があり、6年前、ここへ来たことを思い出した。 結婚式場も兼ねた、中々良いホ…

御巣鷹慰霊登山の旅(1)佐久平・コスモス街道。

群馬との県境、荒船山の峠を越えると、直ぐにもコスモス街道が始まる。 道路の両側には丁度今の季節、コスモスが咲き乱れている。 観光客用にちょっとした駐車場も作られている。 この護岸道路の前方に接待所があるようだ。 プレハブの接待所。今コスモス祭…