ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅

補陀落渡海への旅(49)寧波駅周辺の朝の散歩。

ホテルの窓からは寧波駅周辺が眺められる。周辺は今大々的な再開発工事中で、高架鉄道の架線も見えた。 駅前バス停で、バスを待つ人々。 駅鉄道路周辺の状況。 タクシーは今では庶民の普通の足になっている。 駅周辺の小売店。朝早く店はまだ閉まっているが…

補陀落渡海への旅(48)夕刻の凧揚げ(Kite)。

川べりのベンチで休んでいると、西日も漸く日没になってきた。 このシルエットも又思い出に残るだろう。 山が無いから夕日は何時までも輝いている。 対岸のレストランからも音楽が流れだしてきている。 ああ、ミュンヘンビールのビヤガーデンなどもある。 陽…

補陀落渡海への旅(47)夕暮の川岸。

寧波はこのように大きな3つの川に取り巻かれている。 この地区の治安を守る警察官が写真入りで紹介されている。 昔の石の橋もこのように記念物として一部が保存されている。 陽が段々傾いてきた。 対岸の上空に陽が墜ちて行く。 寧波の川べりを歩き、古めか…

補陀落渡海への旅(46)寧波のRiver Side。

寧波の川沿いの遊歩道を歩く。 整ったリバーフロントの情景だ。 中国は一体どこまで発展していくだろう。 川沿いの高級レストラン。開店間近の慌ただしさ。 古い建物もリニューアルされている。 ああ、教会もある。見た感じはカソリックのようだが・・ 甬江…

補陀落渡海への旅(45)寧波の街歩き。

寧波北バスターミナルを出て、川沿いに向って街を歩く。 古い町ではあるが、中々モダンだ。 タイムスリップしたような再開発地区もある。 古い瓦屋根などは昔風だ。 この一角は飲食店が多いようだ。 昼間入ったレストランもある。 曹洞宗の高僧、天童如浄禅…

補陀落渡海への旅(44)天童寺を去る。

天童寺・放生池の前には、英語、日本語、韓国語の案内表示が出ていた。 池に沿って寺の外に出る。 天童寺と道元さんに別れを告げて寺を出る。 門前にはちょっとした土産店が並んでいる。 午後の遅い時間、参詣客も少なく、店の関係者はポーカーに興じていた…

補陀落渡海への旅(44)天童寺の仏像。

境内には温帯系の樹木が茂っている。 何かタイサンボクのような樹木とも思えるが・・ 花と葉の色合いはタイサンボクだろうか。 道元も祈ったであろう仏像に拝礼する。 天童寺の祖師堂か・・。 ああ、これは弥勒だ。どこの寺にもある。 当時の唐に渡った道元…

補陀落渡海への旅(43)天童寺境内にて。

天童寺の前には大きな池がある。 ああ、放生池だ。 この放生池は先日の補済寺と違って、人は誰もいない。 鯉と金魚だけが静かに泳いでいた。 境内に足を踏み入れる。 近郊バスが終点天童寺に到着する少し前、人口500-600人程のちょっとした集落を通り…

補陀落渡海への旅(42)寧波近郊の天童寺へ。

北バスターミナルの外のローカルのバス停から乗った天童寺行のバス。 ターミナルの外で客待ちしているサムロの運転手。 寧波郊外に向かって幅広の道路が整備されている。 中国のインフラ整備には目を瞠るものがある。 寧波を出て凡そ30分、前方の山中に1…

補陀落渡海への旅(41)寧波新市街、北バスターミナルへ。

これから寧波郊外の天童寺に行く為、北バスターミナルに向かう。 旧市街の町並みが続く。 前方に奉華江にかかる近代的な橋が見える。 橋を渡ると新市街。 上海でも洛陽でもここでもそうだが、川の内側の旧市街と外側の新市街は、都市の貌が全く異なっている…

補陀落渡海への旅(40)寧波の街で。

寧波は想像していたよりも近代的な街だ。 街路樹も綺麗に植えられている。 ああ、古い街だけあって、こんな七重の塔も見える。 何か由緒あり気に見えるが・・ 市の中心部のセルフサービスのレストランに入る。 郊外の大樹港から寧波市内までは案外近かった。…

補陀落渡海への旅(39)寧波・大樹港着。

補陀山港を出た高速艇は2時間半ほどで寧波・大樹港に到着した。 新しく出来た寧波の外港で、まだ殺風景な感じもする。 兎も角切符は寧波市内までだから、バス集合場所まで歩いて行く。 波打ち際を見ると、イヤイヤ、この泥の厚さは!ごってり溜まっている。…

補陀落渡海への旅(38)補陀山離島。

フェリーターミナルの改札。補陀山島への入島は、厳しくチェックされている。 フェリーで到着した観光客が今入島税を払っているところ。 ターミナル内の立ち食い食堂。大体が5元、75円だ。JRのホームの立ち食いソバと同じような感覚。 チェックインし、…

補陀落渡海への旅(37)フェリーターミナル前広場。

フェリーターミナル前の広場を歩く観光客。赤いロープの中はホテル・旅館業者。 旅館業者は宣伝のプラカードを掲げるだけで、ロープの外に出てきて、客引きはしない。 こうした田舎、農家風を売り物とした民宿の宣伝などもある。 こうしてみるとフリーでこの…

補陀落渡海への旅(36)フェリーターミナル前での朝食。

昨夜シーフードを食べたレストラン街は朝の内はガランとしている。 坂の上からシーフード街を見下ろす。 この坂を越すとフェリーターミナルだ。昨日はこの坂の上のホテルの庭から夕日を眺めた。 ターミナルの広場が見えてきた。 先ずは切符売り場で寧波行の…

補陀落渡海への旅(35)島の公園。

公園の入り口付近にはギリシャ彫刻を思わせるような石像が立ち並んでいる。 公園を散歩する人は少ない。 公園を綺麗に掃き清める清掃員。 日本でも見られるような花が咲いている。 中々綺麗な公園だ。 前方に西天景観区の丘が見える。 補陀山には数多くのお…

補陀落渡海への旅(34)フェリーターミナルへ。

鄭さんが住んでいる団地の表通り。日本の公団とどこか似ている。 表通りに面した1階には店舗もあるが、中の商品は少ない。 一旦普済寺の方向へ歩く。島の案内板なども出ている。 ああ、普済寺に向かう中国人参詣者だ。 団体は皆お揃いの赤い帽子を被ってい…

補陀落渡海への旅(33)西天景区・最後のお寺。

西天景区の登山道の最初のお寺であるが、当方にとってはこの山の最後のお寺となる。 手入れの整いた落ち着いた庭だ。 枝木も端正に払われている。 ああ、この山には「圓通寶殿」の名前が多い。 ああ、ここのご本尊は何と艶めかしいのだろう・・。 「度一切苦…

補陀落渡海への旅(32)西天景区・山頂の寺院。

山頂にも寺院があり、今度はこの寺院に入ってみる。 山の中の寺院、どこも同じような造りで、それ程変わり映えのしないものだった。 観音様か、阿弥陀様か・・ ああ、羅漢像だろうか・・。 仏と言うか、その辺にいる人のようでもある。 この西天景観区の山中…

補陀落渡海への旅(31)山中の禅院。

先刻人の立っていた場所まで行って見ると、そこにか「梅福禅院」という禅寺があった。 禅宗のお寺らしくすっきりした感じだ。 本堂が開いているようだ。中に入ってみよう。 観音様であるような無い様なご本尊の前に弥勒さんが座っている。 檀家の人なのか、…

補陀落渡海への旅(30)西天景区山頂の反対側の眺め。

盤陀岩に近付くと、随分と大きな岩だ。石舞台よりも更に大きい。 案内文によれば高さ27m、確かに大きい。 ペアになっていて、こちらは「心字石」。 山頂には簡易トイレも備わっている。 山の反対側に向かって暫らく歩くと急に視界が開ける。山間に薄っす…

補陀落渡海への旅(29)見晴らし台からの眺めと山頂の磐陀岩。

海岸に近い小山の上には巨大な観音像が立っている。 遠方の島が靄の中に霞んでいる。 真下の海岸線は綺麗だ。 この山の直ぐ下の海軍基地。 去年の9月、尖閣問題以降だったら、こんな写真も撮れなかったかも知れない。すぐ下の団地は昨夜当方が泊まった所。 …

補陀落渡海への旅(28)山の中のお寺。

この寺の境内には巨岩をくり抜いて、トンネルのような洞が作られていて、中に石仏があった。 矢張りここも又観音信仰か。 神々しい顔立ちの観音様。 洞を出ると本堂が開けられ、尼僧のような僧侶が、不審そうにこちらを見ていた。 帰りがけに改めて山号を確…

補陀落渡海への旅(27)島の朝。裏山に登る。

昨夜泊まった部屋には液晶テレビも付いていたが、中国語が分からず、早目に寝た。 団地の外観は古めかしいが、内装は綺麗だった。 団地の朝。上海辺りの賑やかな中国人とは全く違った人種が住んでいるみたいに朝も静かだった。 まだ洗濯機までは各家庭に普及…

補陀落渡海への旅(26)普陀山での夕食。

西の山に太陽も沈み、残照が空を染めている。 波止場のターミナルの直ぐ横には交番もある。 明日のフェリーの時間も確かめておく。上海へは1日2便しか出ていない。午後4時40分発は深夜便で、明朝上海に着く。個室は998元、約1万5千円、雑魚寝の大…

補陀落渡海への旅(25)普陀山の夕焼け。

海辺のお寺から波止場の前の広場まで戻ると、ホテル関係者の客引きは全員が引き上げていた。 ああ、西日が島の山の端に沈みかけている。 丁度この時間太陽が沈む頃合いだった。 急いでどこか高台へ行かなければ・・・、早く、早く。 ああ、西日はどんどん沈…

補陀落渡海への旅(24)海辺のお寺。

港のターミナルの直ぐ右手には古風な石門がある。 夕方までにはまだ少し時間があったので、この門の先まで歩いて行く。 石門の先はちょっとした公園になっている。 左手の山側には石板で造られたお経文が、何枚もレイアウトされていた。これは般若心経。 小…

補陀落渡海への旅(23)普陀山に咲く草花。

先刻登って来た佛頂山山頂が遠方に見える。 バス道路に面した集落。 波止場の島内を循環するバスのターミナルにもなっている。普陀山旅遊巴士の独占営業になっている。 元国家主席・江沢民の揮毫による「海洋佛國」。 ターミナルの直ぐ近くにも海に面した寺…

補陀落渡海への旅(22)普陀山島の海岸線。

普陀山の外洋に面した海岸線は綺麗な砂浜が広がっている。 夏場はこの海岸線もかなりの賑わいを見せるとのこと。 普陀山は大きな舟山島の直ぐ右横の小さな島。 海岸付近には海水の入り込んだ公園などもある。 漁も行われているのか、漁船なども見える。 前方…

補陀落渡海への旅(21)佛頂山からケーブルで下山する。

最終から一つ、二つ前のケーブルで山を下山する。 目の前に舟山の海が広がっている。 中国の多島海。 眼下に又十三重の塔が見えてきた。 案外この海と島の情景にマッチしている。 午後の遅い時間、佛頂山山頂には殆ど観光客はいない。見たのは数人程度だった…